Worlds 2019 各チームのザヤ対策 part11

続き

FPX vs IG

Game1
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FPX が青サイド選択。そりゃそうなる。

FPX : キヤナファースト。グラガスとの選択だったと思うけどキヤナを優先。mid jg のフレックスを重要視したのと Rookie のキヤナを取り上げたかったのだと思われる。Ning の不調は明らかなのでグラガスを渡してもいいということかも。最後に取ったランブルが面白い。キヤナとの相性もいいし、ノーチラスとの相性もいい。キヤナファーストの時点で考えていたのかもしれない。実際の試合では、序盤からプレデターランブルがローミングを繰り返し、top のクインにプレッシャーをかけ続けていた。最初こそうまく返されていたが、一度キヤナとランブルの wombo combo が決まって大きなアドバンテージを取り、そこからスノーボールしていった。

IG : ザヤは ban 。マークスマンはカイサとザヤの2強状態なので、青サイドにカイサを ban されるとザヤを ban せざるを得ない。グラガスとヴァルスで返したのは理解できるドラフト。問題があったのはレネクトンのカウンターとして出てきたクイン。ヴァルスはレーンこそ強いもののレーニングフェーズが終わると息ができないので、相方としてタムケンが必須。ノーチラスも見えていたのでやっぱり必須。クインを優先したということは、クインが試合を完全にキャリーしないといけない。ただ、TheShy はサイドレーンを押してキャリーするというより集団戦でキャリーするというイメージが強い。TheShy に託すにしても、クインではなかったと思われる。全体としては win レーン win ゲーム構成。クイン、ヴァルス、シンドラと機動力に欠けるキャリーをそろえたことでランブルとキヤナがめちゃくちゃきつい。ノーチラスもきつい。序盤で大差をつけないと終わり。試合では、はっきりとレーンを勝てたのは bot だけで、mid はウェーブを押し付けられて top へのローミングを許すし、ローミングされる前から top はイーブンなレーニングだし、jg は常に後手に回るしで構成の強みを全く生かせなかった。グラガスとアリスターでディスエンゲージしたいのはわかるが、ランブルとキヤナのウルトからキャリーを守る性能はもっていない。割とドラフト負け。相手がうまかったのもあるし、自滅した部分もある。

Game2
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IG が青サイド選択。ban 枠が足りないので当然。

IG : グラガスファースト。カイサじゃないのはヴァルスタムケンでカウンターできるという認識だから。誤算だったのは、カイサノーチラスだと思ったら mid ノーチラスでブリッツを取られたこと。これで bot レーンのコントロールを失った。mid bot が勝って top ブラッドがファームして最後キャリーするという予定だったが、mid しか勝てなくなってしまった。IG のミスというより FPX の準備にやられた。試合ではリーシンの序盤の強さからスノーボールされかけたが、相手がバロン周辺でスローして、そのあと何やかんやあって気づいたらブラッドが育っててイーブンな状態になって、相手のでかいミスが出て勝ったって感じ。ブラッド取ってると相手のミスを拾うだけで勝てる。

FPX : ザヤは ban 。カイサ先出し。ヴァルスタムケンが返ってくるのは予想していたはずで、準備していた対策がブリッツだったもよう。基本的にはカイサワンキャリー構成。モルデカイザーもダメージは出せるけどカイトされるので集団戦をキャリーしきることはできない。ブラッドミアをウルトで連れて行って、その間に味方が他の4人を倒すのが理想。ピックオフは強力だが、集団戦は苦手。序盤からスノーボールすることが必要。試合ではいい調子でスノーボールできていたけど、1回のスローで流れが変わってしまった。最後は Doinb のミスで負けた気がするけど、構成的に集団戦は無理なので長引いた時点できつかった。

Game3
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FPX が青サイド選択。

FPX : ザヤファースト。カイサを ban したのにザヤを ban されなかったので当然の選択。ジェイス、グラガスとポーク構成が見えてきたのでキヤナとノーチラスでエンゲージアンドオールインでカウンター。最後にGPで相手のキャリーをゾーニング。ポークに弱いザヤをエンゲージのプレッシャーで助ける構成。先出しGPがルシアンでカウンターされてしまったので、ルシアンのスノーボールだけが危険。序盤だけ乗り切ったら構成差で勝てる。試合ではやはりGPがルシアン相手につらいレーニングをしていたが、ヘラルドファイトをきっかけにGPにゴールドが集まり、GPが復活。途中からキヤナがキャリーをワンショットできるようになり、そのままスノーボールして勝った。キヤナ対策が必須と分かった試合。

IG : カイサを ban されたけど、レネクトンがクインですらカウンターにならなかったのでレネクトン ban 。ザヤ対策としては、ジェイスとエズリアルのポーク、グラガスのコントロール。ザヤ対策の要素はそろえた。問題は相手のエンゲージをさばけないこと。グラガスとアリスターをディスエンゲージ要員としてとっているわけだけど、キヤナのウルトとGPのウルトは対処不可能。Game1 と同じミスをしている。全体としてはwin レーン win ゲーム構成だけど、そのためにキヤナのターゲットとなるルシアンをピックしてしまったので、ルシアンがめちゃくちゃ序盤育たないとキヤナのプレッシャーでスノーボールが止まってしまう。実際の試合ではルシアンがGPをぼこぼこにしていたが、ヘラルドへのローテーションが遅れ、GPがフリーファームする時間を作ってしまってスノーボールが終わった。win レーン win ゲームをミクロではなくマクロで覆された試合。

Game4
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IG が青サイド選択。

IG : カイサファースト。ザヤが ban なので当然と言えば当然。全体としてはエンゲージ集団戦構成。ケイル以外は相手に入っていくことができるし、ケイルもウルトで補助することができる。ケイルとガリオがいるのでカウンターエンゲージ要素も十分。めちゃくちゃ強い構成な気がするが、グラガスとGPのゾーニングがあるのでケイルがダメージを出し切るのは難しい。実質カイサワンキャリー構成。試合では最序盤のインベードを読み切られて完全にトップのアドバンテージを渡してしまう最悪な展開からスタート。中盤まで完全にスノーボールされたが、ケイルがゾーニングされない集団戦でクアドラを取って逆転。バロンも取って完全にウィンコンディションに入った。ただ、バロンシージを返されたのとケイルとカイサが変な捕まり方をする特大スローでイーブンな状態に。先に大きなミスをした方が負けという状態で先にミスって負けた。ドラフトではやりやすい構成を取れたものの、プレイ内容で負けた試合。

FPX : カイサを取られるとわかっていてもザヤを取られるよりはましなのでザヤを ban 。ノーチラスは取り上げ。カイサはヴァルスタムケンで対応。ヴァルスは 1v1 が強いのとレーニングが強いのでカイサに出しやすい。ドラフト上仕方ないことだが、mid ノーチラスを早めに確定させたのでノーチラスが刺さらない構成を作られてしまった。ケイルのファームもオラフを取られてしまったので対策が難しい。そんな中で、グラガスとGPのゾーニングで対抗したのは苦肉の策とはいえ効果的だった。ドラフト負けをぎりぎりのところで回避した。序盤に大きなアドバンテージを取ったが、1回だけGPのウルトの位置が悪くて集団戦に負けてしまい、逆転されてしまった。GPがミスったので悪いというより、赤サイドでの苦しいドラフトがゲーム内に反映されたという方が正しい気がする。最後は刺さってないはずのノーチラスがケイルに刺さって勝利。相手のタワーシージに対してヴァルスとノーチラスのエンゲージで追い返していたので、相手のミスを待つことができた。赤サイドでの粘り強いドラフトが印象に残った試合。



Doinb がタンキーなチャンピオンをピックするので、LWX ソロキャリー構成になりがちなのが危険。Gimgoon にレーンを勝つだけのピックをさせたら危ない。青サイドなら問題なくやれそう。

macro11

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