Worlds 2019 各チームのザヤ対策 part10

続き

SKT vs SPY

Game1
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SKTが赤サイド選択。意外な選択。

SPY : ザヤがないのでカイサファースト。グラガス、GPとコントロールに長けたチャンピオンを優先。全体としてはややポーク構成気味。カイサが動きにくい。ドレイブン、ルシアンともに1v1が強く、ウルトで入っていきにくい。ルブランのポークとブリッツのフックがマークスマンにどれだけ入るかがカギ。ルブランがへこんだらかなりきつい。

SKT : ザヤは ban 。グラガスの評価が高いなか、エリス先出し。エリスなら序盤からグラガスをコントロールできるということだと思われる。全体としては win レーン win ゲーム構成。エリスを優先したのだから当然と言えば当然。赤サイドだとどうしても構成負けしやすいので win レーン win ゲーム狙いになりやすいのかもしれない。赤サイド選択してまでこれをやりたかったのかという気もするが、Vizicsacsi を警戒してのことだと思われる。実際有利マッチアップでかなりへこませることに成功した。ただ、GPをへこませただけで、win レーン win ゲーム狙いの構成という割には序盤に差をつけられなかった。主な原因は bot レーン。ブリッツとグラガスの圧力でドレイブンにもかかわらず差を付けられなかった。ドレイブンの相方としてモルガナが重宝されるが、それがよくわかった試合。

Game2
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SPYが赤サイド選択。やはり top の後出しがしたいようだ。

SKT : ザヤは ban 。エリスファースト。グラガス対策かと思ったが、単純に評価が高かったようだ。カイサノーチラス先出し。ザヤラカンがいないなら最有力の安定ピック。mid トリスはグループステージで一度見せていたピック。ライズに対するカウンターとして準備していたようだ。フィオラ先出しから win レーン win ゲームをやりたいという意志が伝わる。SPY対策として用意されたものなのか、メタがこれだということなのかはまだわからない。top bot が狙い通り育ってスムーズに勝利。

SPY : 相手の win レーン win ゲームに付き合う構成。カイサ見てからエズリアルが苦しい。頻繁にみられるが、カイサノーチラスのレーンの強さを回避してファームできるのはエズリアルくらいということらしい。集団戦、少数戦でのパフォーマンスに段違いの差があるのであまりいいピックとは思えない。エリス→オラフでカウンター、ノーチラス→パイクでカウンター、フィオラ→ポッピーでカウンター、といった感じでピックしたため、全体としてまとまりがない。序盤負けると終わり。実際のところ序盤はうまく相手の仕掛けをカウンターできていた。問題だったのは、相手はカイサにキルが集まったのに対して、こちらはオラフにキルが集まってしまい、じわじわと少数戦で勝てなくなってしまった。

Game3
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SKTが青サイド選択。両方試したいらしい。

SKT : ザヤ、キヤナ、グラガスとメタピックをすべて ban。レネクトンファースト。カイサノーチラスは取らせてもいいという判断。返しはドレイブンスレッシュ。Game1 と同じだが、モルガナじゃなくていいのかという気がする。一応、ドレイブンモルガナだと J4 がきつい。Xerxe のプールにも入っているので警戒してのことだと思われる。スカーナーをピックしたのが意外。ここまでジャングルでテンポを取られない試合作りしかなかったので、シンジャオとかそこら辺が来ると思っていた。全体としてはカウンターエンゲージ気味の集団戦構成。ピックオフはできるが、エンゲージは難しい。

SPY : ザヤがないので安定のカイサノーチラス先出し。レイトゲームキャリーをオーンでさらに強化する構成。序盤耐えたら最強。レクサイの仕事次第。全体としては完全なエンゲージ構成。オーンのウルトが刺さったら勝ち。カイサとの相性も抜群。相手にスレッシュがいるがいくらなんでもオーンのエンゲージをさばくのは無理。キャリーのレンジが短いので、アジールだけ危険。実際には相手の序盤がそこまで強力ではなく、大きく負けることがなかった。バロンシージからの反転でオーンが完璧なウルトを決めて集団戦を勝ち、レイトゲームキャリーのパワースパイクを迎えて勝利した。

Game4

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SPY が赤サイド選択。

SKT : ザヤは ban 。用意していたドレイブンスレッシュがオーンにきつかったのでオーンも ban。ライズファースト。その代りカイサは相手に取られた。カイサは比較的対策が進んできて渡してもいいピックになっている。全体的には win レーン win ゲーム 構成。グラガスに対してカウンターと思われるタリヤをピックされたのが少し厳しい。ライズ、ヴァルスとタリヤの壁がきついキャリーをそろえてしまったのも厳しい。スレッシュがいればある程度緩和できたが、レーンを勝つためにレオナを優先した。bot は必ず勝たなければいけなくなったが、タリヤのガンクもさばかなければいけないので簡単ではない。序中盤はイーブンな展開だったが、クインのサイドレーンのコントロールからオブジェクトが取れるようになり、そこからスノーボールして勝った。

SPY : ザヤがいなくてカイサが開いているのでカイサ先出し。ノーチラスをセットでピックしなかったのは、レネクトン対クインのマッチアップを作られてしまったため、ジャングルがある程度対抗できないとその差だけで試合が終わってしまうので、タリヤを優先せざるを得なかったのだと思われる。ライズに対してシンドラを出したが、グラガスのコントロールを受けてしまうので苦しいピックになった。あとから出てきたレオナもきつい。ライズ対策のプールに問題があったと思われる。とにかくクインを抑えないといけないので序盤からタリヤはトップのカバーに奔走。かなり頑張ったと思うが、最終的にはクインを止めるのは無理だった。結果的にはレネクトン先出しが甘かった。



DWG vs G2

Game1
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DWG が赤サイド選択。お互いにソロレーンが強みのチームなので理解はできる。ただ、G2は青サイドの有利を堅実に生かしてくるので青サイド選択でもよかったと思う。

G2 : ザヤファースト。ザヤラカンにグラガスも取れて文句がないドラフト。ケイルのフレックスに対してもジェイス、シンドラと top mid どちらにきてもレーンが有利にすることができた。ルブランとケイルがザヤに対して刺さっているが、どちらもレーニングで抑えつけられていることと、グラガス、ラカン、シンドラがいるのでルブランが簡単にポークすることはできない。リーシンの序盤だけ危険。基本的には戦いやすい構成。

DWG : ザヤラカンに対してカイサレオナ。ザヤ対策はルブランのポークとケイルのスケーリング。ただ、ルブランがポークするのは難しいし、ケイルはジェイスとのレーニングでファームが難しい。要素はそろえたけどうまくカウンターされてしまった形。リーシンの序盤だけはプレッシャーが高いので、ケイルのファームをカバーしたり、ルブランのスノーボールを狙う動きができればチャンスがある。実際のところリーシンは序盤がんばっていたが、G2のペースの速さもあり、試合の流れを変えられるほどではなかった。

Game2
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G2が青サイド選択。やはり青サイドが有利と見ているらしい。

G2 : レネクトンファースト。クインを ban しているので比較的出しやすい。グラガスがあいてるが、リーシンに対抗するためエリスピック。ジェイス先出しで win レーン win ゲーム構成が確定。最終的には bot オリアナをピック。以前、bot ジェイスをやっていたのでそれもあるかと思ったが、最初から bot オリアナ狙いだったもよう。後出しできた bot はよかったが、top mid が先出しであまり有利なマッチアップを作れなかった。エリスのパワーで序盤はテンポを取れたが、ケネンとライズにうまく耐えられ、win レーン win ゲームを遂行しきれなかった。

DWG : ザヤは ban 。単純にザヤが強いのもあるが、perkz のザヤの完成度を見ると ban せざるを得なかった。全体としては集団戦重視のスケーリング構成。レオナとケネンがいるのでエンゲージも可能。アリスターがいるのでケネンの入り方は気を付けないといけない。相手の win レーン win ゲーム戦略によって序盤危ないシーンもあったが、個人技で返したり、ライズのウェーブクリアが速すぎたり、ねこばば+カルのケネンのファームが止まらなかったりで自分たちが強い時間までもっていくことができた。

Game3
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DWG が赤サイド選択。Game2で赤サイドで勝てたので変える必要はないということだろうか。

G2 : クイン ban をやめてレネクトン ban に代えてカイサファースト。クイン ban しても結局レネクトンが機能しなかったのでこうしたのだと思われる。カイサは取り上げの意味もありそう。bot はカイサとザヤの2強状態だったので、ザヤ、カイサを取れないときにDWGに解答があるのか試す狙いだと思われる。ジェイスに対してヨリックを用意していたのが面白い。リーシンに対してレクサイを取ったのは、序盤ヨリック側がつらいのでヨリックがつぶされないようにするためだと思われる。ヨリックをどう勝たせるかが重要。全体としてはヨリックとライズによる131が強い構成。実際の試合では、bot のカイサノーチラスがヤスオグラガスに対してかなり有利なレーニングができ、それがスノーボールして終わった。Perkz のカイサとザヤどっちもダメだと分かった試合。

DWG : ザヤは ban 。カイサに対してグラガスヤスオを後出し。どれくらい戦える見込みだったのかはわからないが、レーニングはかなり厳しそうだった。ヤスオのWを毎回完璧に使わないといけないマッチアップで、序盤でミスをしてしまってそこからスノーボールされた印象。ザヤとカイサの2強でどちらも取れないと苦しいことがばれてしまった。ラストピックのコーキはライズとレーニングは可能だが、ライズのウェーブクリアには対抗できないし、最終的には131に対応することもできない。リーシンが序盤でアドバンテージをかなり取れればいいが、レクサイを取られたのでそれも難しい。割とドラフト負け。

Game4
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G2 が青サイド選択。

G2 : ザヤとカイサがあいたのでライズファースト。ラカンが ban されているが、ザヤをピック。カイサからノーチラスを取り上げ。タリヤが先出しだったが、それでも強いということでグラガスヤスオをピック。mid ライズばかりだったが、top ライズに切り替えたのも面白い。エンゲージ、ディスエンゲージ、集団戦、少数戦なんでもできる構成。スケーリングもライズがもっている。序盤、中盤、終盤隙が無い構成。実際の試合では、ヘイルブレードヤスオが mid ケイルに対してウェーブを押し付け続け、top roam を繰り返すことで top イレリアを完封。ヤスオだけでなくグラガスもスノーボールできて序中盤のアドバンテージを取った。DWGにうまく抵抗されたが、序盤の差がでかすぎてそのまま勝利。Caps のローミングを絶対に警戒しなければいけないことが分かった試合。

DWG : ラカン ban でザヤを牽制。カイサ先出し。グラガスを牽制するタリヤを優先。ノーチラスを取り上げられたのは痛かった。ここまで優先したということは、タリヤイレリアで 試合を壊せるという見込みだったもよう。実際イレリアはライズに対してアドバンテージを取れていた。予想外だったのは、mid のローミングがあまりにも強烈だったこと。特にヘイルブレードヤスオ相手ではケイルはレーンのコントロールを一切取れない。ヤスオグラガスを見せられたので、無敵で返したいというのはわからなくもない。完全な結果論で言えばケイルピックがミスになった。でも代わりに何ならよかったんだって言われてもわからない。G2の準備と戦略に完敗。



ザヤとカイサ両方開かない試合が増えてきた。そこで出せる強いピックがあるかどうかも大事になった気がする。

何でこんなに更新遅れたかというとTFTでマスターからダイヤに落ちて、すぐ戻れると思ってたら全然戻れなかったからです。
TFT最高。

macro11

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